経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

本年1月は、製造業向けの設備の生産が急増

企業の設備投資として需要される資本財の今年1月の生産は、前月比6.2%上昇と大きく上昇しました。

また、この資本財の中を更に細かく見てみると、製造設備用の前月比上昇幅が14.4%と大きな伸びを見せています。

 

この製造設備用資本財生産の昨年1月の前月比が12.9%上昇ですが、昨年2月以降の12月まででは、7月の前月比7.9%上昇が最高値で、11ヶ月中8ヶ月は前月比マイナスです。このように見てみると、昨年の製造業の設備投資については、資本財生産という面では活発であったという印象はありません。

しかし、今年の1月には、製造設備用の資本財の生産が、大きく伸張しました。

輸出が伸びている影響も確かにありますが、国内向け出荷も大きく伸びていました。国内回帰論が盛んに言われる昨今ですが、製造設備用を含む資本財の生産・出荷に1月少し動き出てきたものと思われます。

なお、付け加えると資本財のうち、通信・放送用の資本財の生産も前月比26.2%と大きく上昇しています。

情報通信機械工業の生産上昇品目のデジタル伝送装置、固定通信装置などがそれですし、非鉄金属工業でも通信用ケーブル光ファイバ製品が上昇寄与品目となっています。

この背景には、やはり情報通信事業者の設備投資が増えている可能性があります。

また、デジタル伝送装置などの基地局製品については、新興国市場において品質面の競争力が評価されて引き合いが増えているという話も伺っていることを申し添えます。

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