経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2014年第4四半期は、輸出向け出荷が牽引役

平成26年12月の鉱工業出荷は、指数値で98.2、前月比は1.0%上昇と2か月ぶりの上昇となりました。

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出荷全体のうち、輸出向け出荷の指数値は103.0、前月比1.6%上昇となりました。
輸出向け出荷指数の指数値103.0は、平成26年10月の104.8に次ぐ水準で、昨年1年の内の2番目となります。月次の指数値の一位~三位までが、10-12月期に揃っています。

平成26年は第4四半期において、輸出向け出荷指数が急上昇しており、第4四半期の同指数の指数値103.6、前期比は6.9%上昇と、大きく上昇していました。

 

一方、12月の国内向け出荷は、指数値で97.4、前月比は0.1%上昇と3か月ぶりの前月比上昇となっています。

9月の急上昇の勢いを10月、11月は維持できず、大部水準も下がってしまいました。
特に、11月の国内向け出荷指数95.9は、最低となった8月の指数値(93.0)ほどではありませんが、指数値が低下した夏場の6月、7月に近い水準となっており、このまま低落傾向になるのかが懸念されました。

12月の国内向け出荷指数の指数値97.4は、増税月である4月の指数値97.7を下回っているとはいえ、前月比上昇に転じましたので、年明け以降の数値に期待したいと思います。

 

12月は、9月来3か月ぶりに、輸出向け出荷、国内向け出荷の両方が、前月比で上昇しています。ウェイト差を考慮すると、12月の出荷全体を牽引しているのは、国内向け出荷ということになります。

10-12月期の前期比で見てみると、輸出向け出荷の前期比6.9%に対し、国内向け出荷の前期比1.3%ですので、ウェイト差を考慮しても、この第4四半期の出荷の牽引役は輸出だったことになります。

 

◎データ冊子

 

◎ポイント説明資料

 
なお、3月6日には、平成27年最初の出荷内訳表によって、内需と外需の関係を分析することができるようになります。