経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

年をならすと前の年を超えていた平成26年の国内向け出荷

平成26年の輸出向け出荷と国内向け出荷の関係を見てみます。
平成26年の鉱工業全体の前年比は1.5%上昇ですが、輸出向け出荷が前年比1.4%上昇、国内向け出荷が1.7%上昇となっています。平成26年の出荷の上昇は、やはり国内向け出荷によるものということになります。

 

◎国内向け出荷指数

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国内向け出荷の四半期の推移をみると、やはり第1四半期の指数値が104.7と際だって高くなりました。
第2四半期と第3四半期は、ほぼ前年である平成25年平均のレベルで推移しました。

しかしながら、昨年の第3四半期、7-9月期の指数値は95.6と非常に低く、ならしてみると後半の3四半期間、前年水準を少し下回る状態です推移したことになります。
とはいえ、第1四半期の伸びが大きく、年央の落ち込みを補うことができました。

 

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平成26年の動きを財別に見てみると、輸出向け出荷においても、国内向け出荷においても、耐久消費財の前年比低下寄与が大きくなっています。


逆に、前年比に上昇寄与しているのが、資本財と生産財であることも、輸出向けと国内向けで共通しています。

さらにあえて言えば、国内向け、輸出向け出荷双方において、資本財の上昇寄与の方が大きいのですが、輸出向け出荷においては、資本財と生産財の上昇寄与の大きさが近いものとなっており、輸出向け出荷の上昇寄与における生産財の重みが相対的な重くなっていることも見て取れます。

つまり、平成26年の輸出向け出荷においては、企業が利用する最終製品である資本財と同時に、同じく企業の製造工程に中間投入される生産財の伸びも重要であったということになります。

 

◎データ冊子

 

◎ポイント説明資料

 
なお、3月6日には、平成27年最初の出荷内訳表によって、内需と外需の関係を分析することができるようになります。