経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

輸入品供給においては、加工型業種の比率が明瞭に高くなっている

輸入統計と鉱工業出荷指数を再編集した鉱工業総供給の国産品供給と輸入品供給それぞれについて、基準年である2010年(平成22年)と2014年(平成26年)の業種別割合を見てみたいと思います。


業種を、国産品については、機械工業中心の「加工型業種」、プラント型中心の「素材型業種」、そして「その他業種」とし、輸入品供給については、これら加えて「鉱業」で業種別の割合を比較してみます。

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国産品供給では、その業種別の比率に大きな変化は見られません。
2010年、2014年ともに、加工型業種の国産品供給にしめる比率は47~48%、素材型業種とその他業種はともにほぼ26%前後(ともに微減)となっています。

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一方、輸入品供給でみると、実は鉱業の比率は31.5%から27.9%へと2010年から2014年にかけて明瞭に低下させています。
そして、素材型業種の比率も増加していますが、加工型業種の比率が26.9%から29.8%へと明瞭に上昇しています。

この加工型業種の輸入品供給に占める比率を引き上げているのは、やはり情報通信機械工業と「はん用・生産用・業務用機械工業」であり、これらの業種が輸入品供給に占める比率が、増加しています。

国産品供給の前年比の方向が入れ替わる一方で、輸入品供給がこの5年ほどの間、上昇基調にある背景には、素材型業種の設備撤去等による輸入品供給の増加もありますが、加工型業種、それも情報通信機械や「はん用・生産用・業務用機械工業」の輸入品供給の増加があるものと推測されます。

 

◎データ冊子

 

◎ポイント説明資料