経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

生産増加と生産キャパシティー低下の両方の影響で大きく上昇した2014年の稼働率

平成26年通年の稼働率指数は、101.4となり、前年比4.2%上昇と、2年ぶりの前年比上昇となりました。

 

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この稼働率指数のレベルは、平成20年、2008年の111.5に次ぐものであり、いわゆるリーマンショックによる世界経済の停滞後、最も高い数値となります。

リーマンショック東日本大震災と大きなショックによって稼働率は低下しましたが、昨年の消費増税の影響は、それらのマイナスショックのほどには稼働率には影響を与えていないということも言えるかと思います。


稼働率指数の前年比は、(近似的には)鉱工業生産の前年比から生産能力指数の前年比を控除、引き算したものとなります。鉱工業生産の平成26年前年比は2.0%上昇であり、生産能力指数の年平均の前年比は▲2.0%(末比で▲2.2%)低下です。

 

よって、稼働率の変動要因としては、いわば生産増加要因と生産能力低下要因とが、同程度作用したということになります。

つまり、平成26年という年は、生産は年通算では生産を増やしつつ、生産キャパシティーを低下させた年、生産増と設備や能力の除去が併存した年ということになります。

 

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