経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

12月の生産能力指数では、電子部品関連と一般機械類の業種が上昇

平成26年12月では、対象業種14業種のなかで、業況の良い電子部品・デバイス工業(電子部品関連)、「はん用・生産用・業務用機械工業」(一般機械類)の2業種が生産能力を上昇させているほか、情報通信機械工業の生産能力も前月比で上昇しています。

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「はん用・生産用・業務用機械工業」の生産能力については、横ばいを含めて、昨年6月から12月まで生産能力の前月比低下を見せておりません。前年同月比についても、昨年5月から横ばいを含めて、12月まで前年水準を上回っている状態です。

この点からみても、「はん用・生産用・業務用機械工業」では、稼働水準が高い状態にあることから、昨年の後半に生産キャパシティーを増やしてきている様相が見え、12月もその傾向が継続していたことが見て取れます。

 

電子部品・デバイス工業の生産能力については、前月比で上昇する月もありますが、前月比で低下するときの低下幅が大きく、月次の生産能力の変動が上昇トレンドにあるようには見えません。

前年同月比も4月以降マイナスが続いており、特に10月以降3ヶ月の前年同月比低下幅が、それまでマイナス▲2%を下回らない範囲のものが、▲6%の水準 にまで下がっており、前年同月比下げ幅は拡大しているように見えますので、生産キャパシティーの整理自体は続いているようです。

電子部品・デバイス工業では、良好な稼働状況と生産能力の削減とが併存している状態で、そのような傾向の中で、12月は少し生産能力が上昇したことになります。

 

情報通信機械工業の生産能力については、基本的に低下基調で、稼働水準も12月も低下基調であり、前年水準からの低下幅も2~3割近い低下幅ですので、12月の生産能力の上昇は一時的、局所的なものと考えます。

 

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