経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成26年の製造工業生産能力指数は、マイナス▲2.2%低下

平成26年の生産能力指数は、前年末比マイナス▲2.2%低下となり、6年連続の前年比マイナスとなっています。
その低下幅も、リーマンショックの影響が大きく出た2009年、平成21年以降で最も大きいものとなりました。

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業種的には、10業種が前年末比で生産能力を低下させており、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業の2業種の低下の影響が大きくなっています。
この2業種に次ぐのが、情報通信機械工業、石油・石炭製品工業、化学工業の3業種の低下への影響がほぼ同じという状態です。

輸送機械工業については、昨年1月に大きく生産能力を低下させた影響が1年間響いており、実はその後の1年間では、生産能力が少し戻してきている状態です。

電子部品・デバイス工業についても、昨年4月に大きく生産能力を低下させ、その影響が12月まで続いていることは輸送機械工業と同様ですが、その4月以降も生産能力は低下基調であり、4月の指数値から12月まので指数値は大きく低下しています。

この輸送機械工業と電子部品・デバイス工業は、年の稼働率上昇寄与の高さ2位と3位の業種であり、生産能力を削減していることもあり、生産以上に稼働率が上昇していることになります。

稼働率の上昇(生産の上昇)と生産能力の低下が併存している状態にあります。

鉱工業全体の前年比が2.0%上昇となる一方で、生産好調業種でも生産能力を削減する一年でした。そのため、稼働率は前年比4.2%上昇となっています。

 

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