経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

稼働率の上昇が生産能力の削減に追いついていない非機械工業

平成26年の生産能力の変動を機械工業とそれ以外の製造工業(非機械工業)に分けて見てみると、機械工業の生産能力は前年末比マイナス▲2.5%低下、機械工業を除く製造工業の生産能力は前年末比マイナス▲1.6%となります。

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 機械工業全体の生産は良かったのでしょうが、生産能力削減は進めつつ、稼働率を上げている状況です(前年比6.6%上昇)。

一方、非機械工業では、稼働率の前年比上昇幅が0.7%上昇に留まっていますが、生産能力は前年比▲1.6%も低下していますので、生産能力の削減ほどには稼働率が上昇していない状況です。

非機械工業は、特に昨年4月に生産能力が大きく低下しています。
これは、鉄鋼業、化学工業、金属製品工業、そして特に石油・石炭製品工業(前月比▲9.9%、年末比9.0%低下)といった業種の生産能力が4月に低下していることによります。

昨年の4月はプロセス型、プラント型の業種における年度の変わり目の設備廃棄が大きかった月で、その影響が1年を通して残っており、おそらく今年度明けまで影響は残るものと思われます。

同じように、稼働率上昇の元で、生産能力が前年比で低下しているとは言え、機械工業とそれを除いた製造工業では、生産と生産能力の関係が多少異なるようです。

  

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