経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

1月の生産見込みは、「はん用・生産用・業務用機械工業」や「輸送機械工業」が先導して、大幅な上昇を見込んでいる

1月の生産予測調査の結果ですが、1月見込みの前月比は、6.3%上昇が見込まれており、2月予測の前月比は▲1.8%低下という予測となっています。
1月の見込みについては、実現率がマイナスとなっていること、つまり1月の前月比計算の分母となる12月の実績が見込みよりも落ち込んだことによって、「嵩上げ」されている部分もありますが、予測修正率のマイナス幅が小さいので、昨年末の予測から基本的には下がっていないということになります。

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2015年1月の生産見込みを上昇させているのは、「はん用・生産用・業務用機械工業」、「輸送機械工業」などです。
「はん用・生産用・業務用機械工業」については、やはり納期変更によって、11月出荷予定分の一部に加えて、12月予定分の生産が1月に加えられているほか、海外からの受注も増えているせいでもあるそうです。
輸送機械工業については、1月、2月がモデルチェンジ、新車発売の月に当たるので生産を増やすとのことです。

2月の生産予測は、全体的に1月よりも下がるという見通しですが、結局、1月の見込みの高い「はん用・生産用・業務用機械工業」や「輸送機械工業」における生産予測の低下の影響が大きくなっています。

ただ、2月の生産予測が1月に比べて落ちるとは言っても、2月予測の指数水準(99.2)は.12月実績の水準(95.0)に比べてはるかに高い水準にありますので、2月の前月比低下はあくまで、1月の急伸からの一時的な反動減と考えるべきで、実勢が落ち込むということではないと思います。