経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

公共土木活動の低下により、4か月ぶりの前月比低下となった建設業活動指数

全産業活動指数とともに公表しました2014年11月の建設業活動指数は、指数値85.1、前月比▲0.1%低下と、4か月ぶりに低下となりました。

9月の横ばいを挟んで、8月の前月比2.9%上昇、10月1.5%上昇となっていましたが、下げ幅は小さいとは言え、前月比低下に転じています。
前年同月比も、昨年5月以降7ヶ月連続の前年水準割れとなっており、11月の前年同月比は▲5.1%低下と、前年同月比低下幅も大きくなっていました。

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建設業活動指数の内訳を見てみると、「公共」の活動指数は5月から10月まで6か月連続して前月比で上昇となっていましたが、11月には前月比▲2.0%と大きく低下することとなりました。
他方、「民間」の活動指数は前月比横ばいとなっています。民間建築土木活動指数は、昨年の1月以来9月まで前月比で低下しており、10月に10ヶ月ぶりに前月比上昇となりました。11月は、その水準を維持したことになります。

11月の建設業活動指数を低下させている公共の建設活動指数の内訳をみてみると、建築活動指数も前月比で低下してはいますが、影響が大きいのは土木活動指数の方で、その土木活動指数が前月比▲1.7%と低下しています。

翻って、民間の建設活動の動きの中で特徴的なのは、11月の住宅建築の活動指数が、10か月ぶりに若干ではありますが、前月比で上昇に転じました。
宅建築は、一昨年、2013年1年間を通じて高い水準で推移した後、昨年の1月をピークとして、2月以降前月比低下が9ヶ月続きました。
宅建築の活動指数は、指数値が70を割り込んでおり、過去最低の水準にまだで落ち込んでいます。この11月で下げ止まりを見せるのかどうか、今後が注目されます。

 

 

2014年10月の建設業活動指数の動き - 経済解析室

 

 

建設業活動指数についてのスライドを作成しています - 経済解析室

 

 

2014年9月の建設業活動指数 - 経済解析室

 

 

「公共事業の復活」と「住宅建築の著しい不調」 - 経済解析室