経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

3か月ぶりに前月比で上昇した、全産業活動指数

本日、2014年11月分の全産業活動指数を公表いたしました。

全産業活動指数とは、鉱工業生産、建設業活動、第3次産業活動(非製造業、サービスビジネス)の各指数を合算して、日本の産業活動の活発度合いを指標化したものです。

平成26年11月の全産業活動指数は、指数値97.0(2005年平均100)、前月比0.1%上昇と、3か月連続の前月比上昇となりました。

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2014年4月以降の全産業活動指数の推移を見てみると、3つの時期に分けられます。
まずは、消費増税直後の4月、5月で、4月に大きく低下した翌月に反動で上昇したというものです。
この2か月の季節調整済み指数の平均値は、96.2です。

次は、6月から8月で、3ヶ月連続で全産業活動指数の前月比が低下し続けた期間です、この期間の全産業活動指数の平均値は95.8となり、4、5月の平均値よりも大きく低下しています。

一方、9月から11月までの3ヶ月間は前月比上昇の続く3ヶ月であり、特に9月の前月比上昇幅は全産業活動指数としては、非常に大きなものとなりました。
この3ヶ月の全産業活動指数の平均値は96.9となり、6―8月期から大きく上昇しています。

昨年の8月が消費増税後の「底」となって、それ以降少なくとも3ヶ月間、全産業活動指数は緩やかな上昇傾向が続いています。4,5月の平均値から、6~8月期の指数の低下分は、9~11月期に取り戻しています

勿論、全産業活動指数の前年同月比は、4月以降マイナスが8ヶ月連続で続いており、11月の指数水準自体が、本格的な増税前の駆け込み需要が顕在化する前の一昨年、2013年の第4四半期の97.9には及んでいません。
12月の全産業活動指数が、それなりの上昇をみせ、四半期でみて、一昨年の水準にまで戻し来るのかどうか、注目されるところです。

 

 

11月の全産業活動指数を振り返って見ると、フローは回復しつつあるが、ストックの増加には結びついていない状況 - 経済解析室

 

 

2014年10月の全産業活動指数の概略 - 経済解析室

 

 

2014年10月の全産業活動指数は、鉱工業、建設は前月比プラスでが、サービスの低下により、2ヶ月ぶりの前月比低下 - 経済解析室

 

 

2014年10月は、3次指数の低下によって、全産業活動指数は前月比低下 - 経済解析室