経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2014年11月の第3次産業活動指数の低下業種についての説明です。

11月の低下業種を見てみますと、「卸売業、小売業」「学術研究、専門・技術サービス業」「運輸業、郵便業」の3業種が、第3次産業活動指数の低下に対して相対的に大きく影響しています。

その中でも、特に「卸売業」の影響が非常に多くなっています。11月の低下業種が第3次産業活動指数を低下させた度合いを合計すると、▲0.43%ポイントになるのですが、卸売業の低下寄与は▲0.40%ポイントです。つまり、11月の第3次産業活動指数においては、前月比▲2.8%低下となっている卸売業の低下寄与が圧倒的に大きくなっています。
 他方、「小売業」は、前月比0.9%上昇となっており、企業間取引と消費者取引との間に違いがはっきりと生じていることになります。

11月の卸売業については、「機械器具卸売業」、「建築材料、鉱物・金属材料等卸売業」の前月比低下が大きかったことが響いています。さらに、特に大きく前月比が低下しているのが、前月比▲5.1%低下している電気機械器具卸売業です。

機械器具小売業(その内実は、ほとんど電気機械器具小売業)は前月比で1.0%の上昇となっており、必ずしも電気関連機器全般に対する個人消費、家計需要が悪かった訳ではありません。

他方、出荷内訳表で見ると、電気機械工業の輸出向け出荷が11月は落ち込んでおり、民生用電気機械の輸出などが低下していました。また、情報通信機械工業については、国産と輸入を合算した総供給が前月比▲8.4%低下と大きく落ち込んでいます。特に、電子計算機や通信機械の総供給が低下しています。

 

◎鉱工業出荷内訳表、総供給表