経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

11月は嗜好性の強い個人サービス業が伸びている

11月の第3次産業活動指数を、個人向け、事業所向けで分けてみた場合の特徴は、なんと言っても「広義し好的個人向けサービス」の前月比2.3%という大きめの上昇です。

天候の影響で9月に衣料品販売が好調でしたが、その反動で織物・衣服・身の回り品小売業が低迷していたり、台風や秋雨前線が停滞したりと、10月は選択性の強い個人サービスにとって悪条件が重なりました。

しかし、11月は気温も全国的高く、日照時間も平年並みとなり、個人のサービス需要に対する「重し」となるような天候ではありませんでした。

その結果、10月の前月比低下を完全に取り戻して、指数値98.7となり、9月の水準も超えてきています。

同様に、「観光関連産業」の指数も前月比1.1%上昇で、前年同月比でも0.1%プラスとなっており、好調に推移しています。
個人向けのサービス業は、やはり天候要因のような悪条件が払拭されると、前月比で上昇になるように、基調的には良くなりつつあるのかも知れません。

他方、広義対事業所サービスについては、11月が前月比▲0.2%低下と3か月ぶりに低下となっており、企業間取引の回復には勢いが見られない状態となっています。

 

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