経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

地域間の交易状況を確認できる地域間産業連関表

昨年12月に地域間産業連関表で、「北海道の最終需要が他地域に与える生産誘発額」についてご紹介したところ、
「道内と道外の比、あるいは道内の一次産品が道外の二次産業へ、道内の二次産業は道外の二次産業からの移入が多いなどの姿がはっきり見えるようになるんでしょうか。」
というコメントを頂戴していました。

「道内の一次産品が道外の二次産業へ、道内の二次産業は道外の二次産業からの移入が多い」といった地域間の矢折り取りについても、地域間産業連関表を用いると可能となります。

中間投入については、下の第2-3表のように、地域の産出活動に対して、地域内と他地域からの中間投入の割合がどうなっているのかを見ることが可能です。

また、最終需要を構成する地域間の交易の収支という形であれば、下の第5-5表のような形で、各地域でどのような産業のザーサービスをネットで移出しているのか、あるいはネットで移入しているのかを分析することができます。

 

地域間産業連関表を用いると、ある地域と他の地域との財サービスのやり取りを、中間投入の面や最終需要を構成する交易という面から、統一的に分析することができます。

下の図も含めて、日本の地域ごと、そして地域間の中間需要と最終需要にまたがる交易構造が、この地域間産業連関表を用いると分かります。

 

◎平成17年 地域間産業連関表(概要)

 

昨年末に公表された2011年産業連関表基本表に基づいて、2011年版の地域内産業連関表、そして地域間産業連関表を各経済産業局調査課と協力して作成中です。