経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2014年10月の建設業活動指数の動き

先週の19日に公表した全産業活動指数の内訳として作成している建設業活動指数についてもご説明したいと思います。

平成26年10月の建設業活動指数は、指数値84.8、前月比1.1%上昇と、9月の横ばいを挟んで、8月の前月比2.9%上昇から、3ヶ月ほど上昇基調となっています。

昨年12月からの前月比低下基調とは大部異なる様相となってきています。

建設業活動指数の内訳を見てみると、「公共」の活動指数は前月比0.3%上昇と6か月連続上昇となっています。
他方、「民間」の活動指数は前月比0.5%上昇と、今年の1外来9ヶ月ぶりに前月比上昇となりました。このため、久方ぶりに、建設業活動指数の内訳「民間」「公共」の両系列がともに前月比プラスとなりました。

10月の建設業活動指数に上昇寄与している民間の建設活動指数の内訳をみてみると、住宅建築の指数の水準は引き続き低迷しており、前月比での低下が続いているほか、企業の設備投資に関連する民間非住宅建築活動の指数が2ヶ月連続で低下しています。

一方で、同様に企業の投資行動に関連する民間土木活動は、8月から3ヶ月連続で前月比上昇が続いており、民間建築活動の低下分を全て補って、民間の建設活動全体を上に引き上げています。

10月の建設業活動指数にプラスの寄与をしている「公共」については、その内訳である「土木」は年度明けの5月から5ヶ月連続で前月比上昇、「建築」については、8月の急伸から9月には多少落ち込んでいましたが、10月には再び前月比上昇となり、10月も7月以前の水準から比較すると高い水準が続いています。

ただ、下記の寄与度グラフを見ると、10月の各内訳の建設業活動指数に対する前月比寄与の大きさは、プラス/マイナスの方向に拘わらず、ここ2年ほどの期間では、際だって小さくなっています。
建設業活動指数を構成する内訳系列が、公共と民間土木は上方方向において、民間の住宅や非住宅は下方方向においてという違いはあれど、それぞれ「踊り場」にあるような状況なのかもしれません。

なお、建設業活動指数の内訳の指数値については、誠に申し訳ありませんが、表計算シートをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/zenkatu/result-2.html

(このページの「データダウンロード」欄です)

 

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