経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成24年の日本の生産額900兆円のうち、557.5兆円は国内消費によって誘発されている(延長産業連関表分析その7)

経済解析室では、5年ごとに作成される基本表とは別に、ほぼ毎年(簡易)延長産業連関表を作成公表しています。

最新版である、平成24年の(簡易)延長産業連関表で様々な分析が可能となります(その7)。

産業連関表では、最終需要項目が、どの程度の生産を生み出したという分析を誘発分析といいます。

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平成24年の国内生産額を最終需要項目別の生産誘発額でみると、「消費」によって誘発された国内生産額は557.5兆円、「投資」によるそれは178.0兆円、「輸出」では164.7兆円となっています。

この数値は、消費額が558兆円余り、投資額が178兆円余、輸出が165兆円余あったという意味ではありません。

平成24年の(簡易)延長産業連関表における総需要の固定価格表示としては、「消費」372兆円余、「投資」108兆円、「輸出」79兆円となっており、こちらが消費額、投資額、輸出額です。

先の数字は、国内生産額900兆円(GDPに近い粗付加価値額は480兆円)の内、消費需要372兆円の需要があったことによってなされた生産活動の最終生産と中間投入の合計が558兆円であるということです。
「投資」「輸出」についても同様です。この生産誘発額の構成比(生産誘発依存度)を見ると、消費が62%、投資が20%、輸出で18%になります。

経済解析室の作成している平成24年の延長産業連関表の説明スライドと解説をスライドシェアにアップしておりますので、ご活用ください。

◎スライド資料

 

◎解説資料

 

解説資料については、こちらからもダウンロード可能です。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kanieio/result/result_13/pdf/H24H23reportj.pdf