経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

機械工業とその他の製造業の生産能力指数の動きの違い

10月の生産能力指数の変動の背景を検討する参考として、ここ3年ほどの生産能力指数の動きを「機械工業」と「機械工業を除く製造業」に分けて見てみたいと思います。

ここ3年ほどの生産能力の変動において、動きが大きいのは機械工業でした。
その中でも、「電子部品・デバイス工業」の上下動が大きく、「電子部品・デバイス工業」の生産能力の上昇・低下によって、機械工業の生産能力が動くという様相でした。

しかし、今年の1月に輸送機械工業の生産能力の低下があり、機械工業ではありませんが4月に「石油・石炭製品工業」の能力の低下がありました。

3年程度のスパンでいうと、こういった業種が生産能力指数の動きを生み出していました。

しかし、この10月をみると、「はん用・生産用・業務用機械工業」において生産能力を上げる動きがあり、他方で化学工業では4月の石油・石炭製品工業に続いて、プラントの廃棄が生じています(これは先の図でいうと赤い実線の10月の低下を生み出している動きです)。

 ここ3年ほどの生産能力変動業種とは異なる業種が、10月の生産能力を動かしたことになります。

これまでの生産能力を動かす業種の変化が起きつつあるのか、見極める必要があるかと思います。

 

このグラフは参考図表集にも掲載しておりますので、ご活用ください。
 

◎鉱工業指数 参考図表集

 

◎10月の指数確報の概要資料 

 

◎10月の指数確報 公表冊子