経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

震災前年の10月の水準に戻らなかった2014年10月の津波浸水地域の工業生産額

経済解析室では、鉱工業指数の毎月の確報値の公表に合わせて、東日本大震災津波の浸水地域の工業生産額の試算集計値を公表しています。
また、その試算集計値が、震災の影響からどの程度復帰しているかをみるために、通常の前年同月比ではなくて、震災前の12ヶ月の対応月に対する変化率でグラフにしています。

10月の生産額は、基準年同月比で▲14%低下となっています。基準年の10月の前年同月比は、プラス16%と大きめの上昇幅となっていましたので、そこからの低下は多少割り引く必要があります。
とはいえ、2ヶ月連続で生産額は基準年割れが続いています。

なお、「津波浸水地域」は、国土地理院が平成23年4月18日に公表した「津波による浸水範囲の面積(概略値)について(第5報)」、青森県岩手県・宮 城県・福島県茨城県・千葉県の6県の沿岸部62市町村のうち津波浸水被害のあった561km2としており、そこに立地している事業所の工業生産額を集計 しています。
 

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この資料の4ページには、同地域の震災前々年からの月次の生産額および基準年比の変化率を掲載しておりますので、ご参照ください。