経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

鉱工業生産はプラスだが、選択性の強い個人サービスが落ち込んで、製造業とサービスを統合した指数は全体としてはマイナスに

経済解析室では、第3次産業活動指数の公表にあわせて、鉱工業生産指数(速報)と第3次産業活動指数を加重平均した「統合指数」を作成、ご提供しています。
この両指数で、日本の産業活動のほぼ8割をカバーしています(この2つの指数で実施室GDPの過去分を回帰すると、良くフィットします)。

この統合指数でみると,2014年10月は、鉱工業生産指数が上昇、3次指数は低下となったため、統合指数としては、前月比▲0.1%低下と2ヶ月ぶりの低下となり、指数値は97.5となりました。
今年5月の統合指数の水準が指数値97.3ですので、9月に夏場の全般的な低迷を払拭した状態は維持していますが、再び横ばい傾向となっています。

10月の鉱工業生産は、10月の鉱工業出荷内訳表に見られるように、輸出主導で9月からの高い生産水準を維持しました。

しかし、9月の衣料品関係の好調さからの反動と10月の台風の影響から、個人サービスが低迷したため、第3次産業活動指数の動きは芳しくありませんでした。