経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

対事業所サービス

平成29年第1四半期産業動向;対事業所サービスが11期ぶりに前期比マイナス。これにより第3次産業活動指数も低下

経済解析室で毎月作成している鉱工業指数や第3次産業活動指数などの経済指標は、平成29年第1四半期にどのような動きを見せていたのでしょうか。 各指標の平成29年1-3月期の動きをグラフや表で表現したミニ経済分析「鉱工業指数と第3次産業活動指数…

平成29年4月の対事業所サービスは2か月連続の前月比上昇。非製造業向けサービスや投資向けサービスの水準が、近年の最高レベルになり、対事業所サービスの押し上げ役になっている。

対事業所サービスは2か月連続で前月比上昇 第3次産業活動指数は、大きく「広義対事業所サービス」と「広義対個人サービス」に分けることができます。 4月の対事業所サービス活動指数は、指数値104.2、前月比0.7%と2か月連続上昇となりました。昨…

今年3月の対事業所サービスは4か月ぶりの前月比上昇、製造業向けサービスが大きく上昇し、全体を押し上げた。

対事業所サービスは上昇、対個人サービスは低下 第3次産業活動指数は、大きく「広義対個人サービス」と「広義対事業所サービス」に分けることができます。3月は、対個人サービス活動指数は、指数値104.5、前月比マイナス0.6%低下と7か月ぶりの前月…

2月の第3次産業活動指数は、引き続き狭いレンジでの動き。ただ、その内訳の動きをみると、昨年までとは異なる動きが出てきている。

平成29年2月の第3次産業活動指数総合は、季節調整済指数104.1、前月比0.2%上昇と、3か月ぶりの前月比上昇となりました。昨年6月の指数値が103.9となってから、104を挟んでの狭いレンジの動きが引き続き続いています。 ただ、その内訳の…

中国に設立されている非製造業の日系現地法人は、実は日本の製造企業の中国販社としての性格が強く、出先機関という色合いが濃い。企業としての規模が小さく、完全子会社で、沿岸部に集中という当たりに特徴が出ている。

中国における日系現地法人というと、製造業のイメージが強いですが、今回は、最新の集計である2014年度実績を集計した「海外事業活動基本調査」のデータから、中国における非製造業の日系現地法人の状況を確認しています。 前回のエントリーでは、中国に設立…

中国に進出している日系サービス業(非製造業)の現地法人は、他地域の現地法人に比べて規模が小さく、沿海部に集中的に立地していることがデータから確認できる。

中国と日本との経済関係というと、「財の貿易」と「インバウンド」というイメージが強いのではないでしょうか。 しかし、経済産業全体のサービス化の進展から、「サービスの国際取引」も重要になってきています。 「サービスの国際取引」には、「国境を越え…

中国における日系非製造業現地法人の実像 ;2014年度海外事業活動基本調査結果に基づいて

中国との経済関係というと、「財の貿易」と「インバウンド」というイメージが強いのではないでしょうか。 しかし、経済産業全体のサービス化の進展から、「サービスの国際取引」も重要になってきています。 そこで、中国との「サービスの国際取引」に関し、…

対事業所/対個人サービス、共に10月は前月比上昇ではあるが、内訳では、し好的個人向けサービスや非製造業向け事業所サービスは前月比マイナスで、全体が継続的に前月比上昇するという局面ではない。

10月の第3次産業総合は前月比0.2%上昇でしたが、広義対個人サービスは前月比0.4%上昇と2か月連続の前月比上昇、広義対事業所サービスも前月比0.2%上昇と3か月ぶりの上昇となりました。この2か月は、対個人サービスがサービス産業を上に押し上…

財とサービスの個人向けと事業所向けの動向について

今回のひと言解説では、経済産業省の鉱工業総供給表と第3次産業活動指数を用いて、「財」の供給と「サービス」の活動について、「個人向け」と「事業所向け」に分けて、それぞれの動向を確認してみたいと思います。 まず、経済産業省の鉱工業総供給表(20…

日本産業の「サービス化」の進展で、対事業所サービスにおいても「非製造業依存」(サービス依存)が進展。

サービスの動向を推し量る第3次産業活動指数の一環として、事業所向けに提供されるサービスの系列のうち、主に製造業向けのサービスを集計した「製造業依存型事業所向けサービス」指数と、主に製造業以外向けのサービスを集計した「非製造業依存型事業所向…

対事業所サービスも前月比低下ではあるが水準が高い。やはり、8月の悪天候の影響があり、し好的個人向けサービスの動きが悪く、今年度にはいって低位安定推移

第3次産業全体を対個人と対事業所に分けて集計したものをみてみます。 平成28年8月は、広義対事業所サービスが前月比マイナス0.2%低下、広義対個人サービスが前月比マイナス0.1%低下と、ともに微減となりました。 対個人サービスでは、5か月連…

目下の対個人サービスでは、小売業の水準も低いが、サービス需要も停滞気味。観光関連、飲食関連、コンテンツ関連の各指数も不調。プロスポーツが好調な娯楽業活動指数には「底打ち」感も。

平成28年6月の第3次産業全体を対個人と対事業所に分けて集計したものをみてみます。 平成28年6月は、広義対事業所サービスが前月比0.3%上昇と2か月ぶりの上昇、広義対個人サービスが前月比0.9%上昇で4か月ぶりの上昇となりました。 四半期ベ…

今年4~6月期のサービス産業(第3次産業)活動指数は、2期連続の前期比プラス(前期比0.2%上昇)、6月も2か月ぶりに前月比上昇。前期比横ばいの鉱工業生産とは好対照。

平成28年6月の第3次産業活動指数総合は,季節調整済指数103.9、前月比0.8%上昇と2か月ぶりの前月比上昇となりました。この結果、今年第2四半期、4-6月期の第3次産業活動指数は、指数値103.8、前期比0.2%上昇となり、2期連続の…

4月の鉱工業指数まとめ(その2);資本財(輸送機械を除く)の国内向け出荷や投資向けサービスの活動(受注など)が好調ではあったのですが、国内工場の生産キャパシティーは低下しています。能力増強投資が継続的に実施されるような稼働率水準からはまだ遠い状態です。

1.生産能力と資本財出荷 平成28年4月の生産能力指数は、前月比マイナス0.2%と2か月連続で能力低下 となりました。前年水準との比較でも昨年8月以降9か月連続で、前年同月比マイナスとなっており、低下基調が続いています。指数値94.6も、ほ…

相対的に活動レベルが停滞している人手型サービスでは、特にリーマンショック後卸売業の低下が著しい

前回のひと言解説では、第3次産業活動指数における「人手型サービス」指数と「設備型サービス」指数について、両者の推移を比較しながら紹介し、人手型サービスの方が、設備型サービスに比べて変動が激しいという話をしました。 keizaikaisekiroom.hatenabl…

人手型サービスと設備型サービスの活動指数の動きを比較してみました

第3次産業活動指数では、業種別の系列を再編集して、「人手」に比べて「設備」をより必要とするタイプのサービス である「設備型サービス」指数と、反対に、「設備」に比べて「人手」をより必要とするタイプのサービスである「人手型サービス」指数を作成し…

平成28年4月の第3次産業活動指数は、その30年の歴史の中でも、最も高い時期であった2006~2008年前半のレベルとなっており、ほぼ8年ぶりの高水準となりました。

平成28年4月の第3次産業活動指数総合は,季節調整済指数104.6、前月比1.4%上昇と2か月ぶりの前月比上昇となりました。 この4月の指数値104.6は、非常に高水準です。機械的にみていっても、この4月の水準を上回る最近のデータは、平成2…

自動車の保有台数とリンクする駐車場業。では、自動車関連サービス全体としては、どんな感じになっているのか確認してみます

家の近所や街中を歩いていると、必ずと言っていいほど、コインパーキングやパーキング・メーターなどの「駐車場」をよく見かけます。最近駐車場が多いと思いませんか。 「駐車場」とひとことで言っても、実際にはいくつかの種類に分けられます。 ここでは詳…

機械設計業の売上高は製造業設備投資額の先行指標となり得るか

経済産業省の特定サービス産業動態統計では、機械設計業の売上高を毎月公表しています。 機械設計業の調査の対象となる企業は、「機械、電気工学を基本として創意、考案し、機械の物理的実態の具体的構造を決定して、その機械を製造するための計画組立図面及…

3月の第3次産業活動指数のうち、対個人サービスは前月比マイナス1.3%低下。勢いのなかった財の面での個人消費だけではなくて、娯楽関係や飲食関係のサービス面の個人消費も芳しくないということが明瞭になってきたようです。

第3次産業全体を対個人と対事業所に分けて集計したものをみてみます。 平成28年3月は、対事業所サービスが前月比0.3%上昇と2か月ぶりの上昇に転じました。他方、対個人サービスは前月比マイナス1.3%低下と3か月ぶりに前月比低下となりました。 …

(経済解析室メルマガ)広告業界のネット利用とネット業者による広告活動について ~インターネット附随サービス業における広告収入高の指数化の試み~

広告と聞いて思い浮かべるのは、新聞の折込み広告、電車やバスの中づり広告、街で見かける看板広告、それともインターネットを見ている時に画面のあちらこちらで目にする広告でしょうか。 全てのビジネスがネット化しているとされる中、広告も「従来のメディ…

ネット業界の広告活動の指数を試算し、広告業界のネット利用と比較することとしました。その説明エントリーをまとめておきます。

全てのビジネスがネット化しているとされる中、第3次産業活動指数の広告業活動指数で、インターネット広告が広告業に占める比率を見ると必ずしも高くないことが分かります。 そこで、広告業界のネット利用である「インターネット広告」指数に対する、ネット…

ネット業界の広告活動指数(インターネット付随サービス業における広告収入の実質指数化)の試算をしてみたとろ、実はここにきて少し低下していることが分かりました。

第3次産業活動指数の広告業活動指数の内訳を確認すると、やはり旧来の「4媒体広告」は低下傾向にあり、インターネット広告が広告業の伸びをけん引していることが確認されました。とはいえ、この結果と第3次産業活動指数の広告業におけるインターネット広…

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌の4媒体広告はやはり低調。確かに、インターネット広告は伸びているが、セールスプロモーションや催事企画といった分野(他に分類されない広告)が広告全体の牽引役となっている。

全てのビジネスがネット化しているとされる中、広告も従来のメディアからインターネットへと言われることが多いと思います。しかし、第3次産業活動指数の広告業活動指数を用いて、広告に占めるインターネット広告の比率を見ると、2015年で11%程度で…

広義のインターネット広告を含んだ拡大広告業指数を確認してみて分かるのは、メディア広告(4媒体広告+インターネット広告)と、「リアル広告」の構成比がほぼ半々であること。

第3次産業活動指数の広告業の集計範囲を確認し、そこに含まれないインターネット附随サービス業(第3次産業活動指数では、情報サービス業として集計されている)に格付けされる企業の広告活動(収入)を「指数化」してみました。 意外にも、その指数でみる…

長い成長の続く警備業、オリンピックの影響は如何に

2020年に開催される東京オリンピックに向けて、成長が期待される産業と言えば何を思い浮かべるでしょうか。以前、ひと言解説で、新国立競技場で注目を集める建設業についてご紹介しましたが(「建設業とオリンピック」)、今日は、1964年の東京オリンピック…

平成27年12月のサービス産業のトレンド的動きについては、「一進一退ながら一部に弱さがみられる」と判断を下方修正しました。

平成27年12月の第3次産業活動指数は、前月比▲0.6%低下と2か月連続の前月比低下となりました。指数水準も102.6と、一昨年12月の102.5のレベルに戻ってしまいました。 平成27年12月の第3次産業活動指数の動き from 経済解析室,経済産…

平成27年3月の卸売業販売額は、鉱物・金属材料卸売業、機械器具卸売業などが減少したため、前年同月比▲7.9%の減少

平成27年3月の卸売業は、前年同月比▲7.9%と6か月連続の減少となっています。 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/pdf/h2sshodo.pdf 商業動態統計 グラフ図表集 2015年3月 from 経済解析室,経済産業省 卸売業の前年同月比減少に…

年明け2月まで推移でみると、第3次産業全体を先導したのは対事業所サービス

2月の第3次産業総合の前月比0.3%上昇に対し、広義対個人サービスは前月比▲0.3%低下と4か月ぶりに前月比低下となっています。 対個人サービスを生活必需性の強い非選択的サービスと景気動向や所得環境の影響を受けやすい嗜好的サービスに分けた系…

経済産業省調査統計グループの経済指標からみる設備投資回復の兆し

今年の1月の各種の経済指標は、明らかな改善傾向を見せました。 そこで、今後の景気動向を推し量る上で重要な国内設備投資の回復の兆しが、経済産業省調査統計グループで作成している各種の経済指標から見いだせないか観測してみました。 機械工業を中心に…

12月、個人向けサービスは堅調、事業向けサービスは不振

12月の第3次産業総合の前月比▲0.3%低下に対し、広義対個人サービスは前月比0.1%上昇と2ヶ月連続で上昇していますが、広義対事業所サービスは、前月比▲0.3%低下と2ヶ月連続の低下となっています。 12月の広義対個人サービスの指数値は10…

12月の第3次産業活動指数では、「金融業、保険業」が極端に悪いが、業種が全般的に悪い訳ではない。

12月の第3次産業活動指数の動きを業種別にみると、13分類中、5業種が低下、7業種が上昇、横ばい1業種で、業種数としては上昇業種の方が多い月となっています。 12月の第3次産業活動指数の低下への寄与が大きい業種は、「金融業、保険業」「生活関…

2014年の非製造業では、投資的活動に関連するサービスが低迷している。

2014年の第3次産業活動指数全体のマイナス0.8%低下への寄与が大きかったのは、やはり「卸売業、小売業」で、特に卸売業の低下寄与が大きくなっています。モノを購入することに付随するサービスは個人向けも低下していますが、事業向けにも低下して…

消費増税戦後の個人サービスと価格の関係(対事業所サービスとの対比) その5

対個人サービスと消費物価の上昇の関係のトピックスの続き(その5)です。 今回のトピックスでは、中心は対個人サービスについての分析でしたが、それと比較する意味で対事業所サービスについても同様の検討を加えています。 この検討では、対事業所サービス…

8月の対事業所サービスと対個人サービスの違い

2014年8月の第3次産業活動指数では、対事業所向けの各種のサービスは、6,7、8月と3ヶ月連続の前月比低下でした。 他方、対個人向けの各種のサービスは、6,7月は前月比低下していましたが、8月には3ヶ月ぶりに前月比上昇となりました。 この8…