経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

国内回帰

国内と北米のビジネスが好調だった平成28年Ⅲ期のグローバル出荷指数

平成28年後半の国内向け出荷は好調 平成28年第4四半期の数値でみると、国内向け出荷指数は指数値98.1、前期比2.9%上昇と3四半期連連続の上昇となり、輸出向け出荷指数は指数値102.9、前期比5.5%と2四半期連続の上昇となりました。 …

10月見込みは、補正後でマイナス0.1%低下とほぼ横ばい見込み。設備類と電子部品関係が、向こう2か月の生産のけん引役。

今年10月実施の予測調査の結果ですが、10月生産見込みの前月比は1.1%上昇が見込まれています。 傾向的な予測誤差分を除外する加工をした伸び率を試算した結果では、前月比の方向が逆転し、10月の前月比はマイナス0.1%低下という計算結果となりま…

平成27年第4四半期の海外現地法人の活動においては、日本向け出荷が前年水準をした回り、これで2四半期連続。日本市場向け出荷において、国内回帰が垣間見られている。

グローバル出荷指数とは、日本国内の製造業生産拠点と日本企業の海外現地法人(海外製造拠点)からの出荷(販売)数量を統一的に把握出来るように作成した指数です。現在は、平成22年平均を100とした指数の形で、四半期ごとに作成しています。 今回は、平…

国内向け出荷が多少低下したが、輸出の急減と輸入の増加が全体を動かした今年の2月の鉱工業出荷動向

今年2月の出荷は1月と打って変わって、前月比▲3.4%低下となりましたが、その出荷の低下の主因は輸出向け出荷の低下で、前月比▲9.7%低下と1割近い低下となっています。 輸出向け出荷が特に低下したのは、財別分類では生産財と資本財で、業種別では…

長期的な日本国内の製造工業生産生産能力の推移

昨今、国内回帰論や設備投資の観点から、日本国内における製造業の生産能力増強がどういうタイミングで本格化するのか関心が高くなっているところかと思います。 そのため、「経済指標に見られる国内設備投資回復の兆し」という資料で、本年1月までの足下の…

機械工業の生産能力の伸びが目を引く平成27年1月の生産能力指数

平成27年1月の生産能力指数の業種別の動きについては、対象業種14業種のなかで5業種が能力上昇、5業種が能力低下、4業種は横ばいという結果になっています。 上昇業種のうち、「はん用・生産用・業務用機械工業」、電気機械工業、輸送機械工業の3業…

経済産業省調査統計グループの経済指標からみる設備投資回復の兆し

今年の1月の各種の経済指標は、明らかな改善傾向を見せました。 そこで、今後の景気動向を推し量る上で重要な国内設備投資の回復の兆しが、経済産業省調査統計グループで作成している各種の経済指標から見いだせないか観測してみました。 機械工業を中心に…

本年1月は、製造業向けの設備の生産が急増

企業の設備投資として需要される資本財の今年1月の生産は、前月比6.2%上昇と大きく上昇しました。 また、この資本財の中を更に細かく見てみると、製造設備用の前月比上昇幅が14.4%と大きな伸びを見せています。 この製造設備用資本財生産の昨年1…

2か月連続して生産も出荷も上昇した業種が多かった、平成27年1月の鉱工業指数

1月鉱工業指数の業種別動向で特徴的なのは、12月と1月に生産と出荷両方が前月比で上昇している業種が多いということです。 昨年12月では、生産出荷ともに11月に比べて上昇していた業種が7業種ありました。今年1月は、12業種です。 このうち、「…

スカイラインチャートの3時点比較から見える情報・通信機器の「縮小」

経済解析室では、産業連関表を用いた分析も行っています。 今回は、産業連関表から作られる「スカイラインチャート」の3時点、平成12、17、23年の比較をしてみます。 スカイラインチャートは、1国の産業構造及び貿易構造を高層ビルの稜線に模した1…

国内回帰論と資本財の動向

近頃は、日本の製造業の国内回帰についての報道を目にするようになりました。 そこで、3月初頭の段階で、2014年12月までの生産能力指数や稼働率指数、そして前月比で急進した2015年1月の鉱工業生産指数や出荷指数を整理することで、国内回帰の兆…

平成26年は、輸出向け比率は上昇傾向、輸入比品比率は頭打ち

鉱工業出荷指数と貿易統計を再編集した「鉱工業出荷内訳表、鉱工業総供給表」で数量ベースの輸出向けや輸入品の比率が分かります。 平成26年の出荷内訳表で計算した輸出向け比率は19.8%で、総供給表で計算した輸入比率は23.7%となります。 両比…

2014年日系製造業と国内出荷と海外出荷の合計であるグローバル出荷は、前年同期比1.9%と5期連続の上昇

2014年、平成26年の7-9月期のグローバル出荷指数(原指数)は、平成22年=100とした指数値が104.3、前年同期比1.9%上昇となりました。2013年、平成25年第3四半期から、5期連続で前年水準を上回る状態が続いていました。 グロ…

グローバル出荷指数では、2012年から海外出荷と国内出荷の動きが異なる方向へ

グローバル出荷指数における、海外出荷指数と国内出荷指数は、米国発金融危機によって世界的に経済が低迷した2008年から東日本大震災からの回復期までは、これらの大きなショックに対して同じような動きをしていました。 しかし、平成24年、2012年…

試験的にみてみると、2014年Ⅲ期のグローバル出荷指数の前期比は、0.7%上昇と2期ぶりの上昇

グローバル出荷指数について、試験的に季節調整を施して、前期比を見ることができるようにした系列を計算しています。平成26年Ⅲ期の季節調整済み指数は103.9(季節調整前の原指数は、104.3)で、前期比は0.7%上昇と2期ぶりの上昇となりまし…

日系製造業の海外比率は、過去の同じ四半期との比較で、2014年Ⅲ期に過去最高となっています(10年前に比較すると、1.5倍に)

グローバル出荷指数の海外出荷指数、国内出荷指数を用いると、日本国内の鉱工業の活動と日系現地法人の活動の比率として、「海外出荷比率(品目ベース)」を計算することができます。平成26年Ⅲ期の海外出荷比率(品目ベース)は、28.6%となり、前期に…

2014年Ⅲ期においても、やはり輸送機械工業の海外生産が伸びている

ブローバル出荷における海外出荷指数を業種別に見ると、輸送機械工業の存在感が大きくなっているほか、海外現地法人の事業活動の大きさが注目される主要な業種としては、「電気機械工業(これは、鉱工業生産指数における電気機械工業、電子部品・デバイス工…

日系製造業の海外現地生産は、どの地域で盛んかといえば、やはり北米での活動の割合が高い

2014年Ⅲ期までのグローバル出荷における海外出荷指数の地域別の動向を見ると、やはり北米地域の存在感が大きくなっています。北米地域に次ぐのが、香港を含む中国です。地域別海外出荷指数の合計124.1(地域別にデフレートしているので、業種別を合…

2014年Ⅲ期まででは、北米に存在する日系製造業の伸びが、全体の動きを支えている

グローバル出荷指数における地域別海外出荷指数の地域別の前年同期比寄与を見ると、北米地域の現地法人の活動が安定的にプラス方向に寄与しており、東日本大震災後の平成23年Ⅳ期から3年間前年同期比プラスで推移しています。 中国については、平成25年…

1月の生産見込みは、「はん用・生産用・業務用機械工業」や「輸送機械工業」が先導して、大幅な上昇を見込んでいる

1月の生産予測調査の結果ですが、1月見込みの前月比は、6.3%上昇が見込まれており、2月予測の前月比は▲1.8%低下という予測となっています。1月の見込みについては、実現率がマイナスとなっていること、つまり1月の前月比計算の分母となる12月…

「個人消費の不振?」と「国内への生産回帰?」という昨今注目のテーマに関連して資料を2点ほど紹介

昨今の日本経済・産業を議論する上で、個人消費と国内回帰という2つの事象に関心が集まっているかと思います。 そこで、この論点について検討する前提として、ここ数年の日本で何が起こっていたのかを経済解析室で若干分析した近い過去の資料をご紹介しよう…

2014年11月末の製造業生産能力指数 国内回帰の動きまで見えず

2014年11月末の生産能力は、指数値94.9で、前月比横ばいとなりました。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html 2014年の6月、7月は前月比低下、8月、9月は前月比横ばい、そして10月も前月比低下ということですので、6…