経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

個人消費

外食の業況の背景には、高価格帯シフトがある。その影響は、内食/外食のスタッフ賃金の差にも見いだせる。

「内食」と「外食」について、価格変動と活動指数の動きを比較すると、「内食」では、価格上昇と活動低下が見られ、「外食」では、価格上昇と活動量上昇の併存が見られるという大きな違いがあることが分かりました。 価格が上がって活動量=需要が減るという…

ちょっと手を出しにくくなったなと思うのは、スーパーの食品ですか?ファミレスのセットメニューですか?;内食と外食、価格の変化と意外な結果

6月に入り、郵便はがきの値段が上がったのはご存知でしょうか。他にもバターやビールなど食に関するものも値上がりしました。家計を預かる身としては、毎日の生活に欠かせない食の値上がりから、やはり支出を手控えたくなるところです。 今回は、私たちに一…

FBIの2017年第1四半期の動き説明その3;飲食サービス業指数は、2016年後半から3期連続の上昇。前期比1.6%と急上昇し、過去最高値に。

第3次産業活動指数や鉱工業生産指数等のデータから、飲食料品関連のデータを集めて、飲食関連産業の動向を指標化した「フード・ビジネス・インデックス(FBI)」のうち、飲食サービス指数の2017年第1四半期の結果を紹介します。 3期連続の上昇を見せ、…

FBIの2017年第1四半期の動き説明その2;食料品流通業は前期比1.7%と大幅上昇。内訳系列が全て上昇となる中、上昇寄与は卸売業が突出。

第3次産業活動指数や鉱工業生産指数等のデータから、飲食料品関連のデータを集めて、飲食関連産業の動向を指標化した「フード・ビジネス・インデックス(FBI)」のうち、食料品流通業指数の2017年第1四半期の結果を紹介します。 前期から大きく反発し、…

フードビジネスインデックス(FBI)2017年第1四半期の動き説明その1;食料品工業は前期比2.0%と大幅な上昇。2期連続の上昇で、立役者は前期に引き続き清涼飲料。

第3次産業活動指数や鉱工業生産指数等のデータから、飲食料品関連のデータを集めて、飲食関連産業の動向を指標化した「フード・ビジネス・インデックス(FBI)」のうち、食料品工業指数の2017年第1四半期の結果を紹介します。 大幅上昇。消費税率引上げ…

2年ぶりに、生産、流通、サービスの3業態揃って前期比上昇となり、全体として大きな前期比上昇を見せたフード・ビジネス

フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」の活動状況を表す経済指標です。 2017年第1四半期のFBIの結果がまとまりましたので、そのポイントをご紹介していきます。…

「生活の潤い」だけではなく、実は「町の潤い」も演出する産業である「花き・花木類」産業

最近では、海外からの関心の高まりも含めて、盆栽が一種のブームになっているそうです。そこで、こういった「緑の文化」を、生活に潤いをもたらす産業の一つとしてとらえ、産業統計的にみてみるとどうなるか、いくつかのデータを確認してみました。 やはり、…

小売業販売額の2年連続低下に対する原因となった燃料小売業販売額、その背景を「名目」と「実質」にこだわって見てみました。

平成28年の小売業販売額の特徴の一つとして、2年連続で燃料小売業販売額が最も大きな低下寄与を見せたことを挙げることができます(ミニ経済分析「平成28年小売業販売を振り返る」参照)。 ただ、燃料という生活必需品が、大きく変動するのは、不思議とい…

家電大型専門店は販売額が減少、ドラッグストアとホームセンターは販売額が増加 ;平成28年小売業販売を振り返る(その3)

家電大型専門店では情報家電等の販売額が減少 経済産業省の商業動態統計によれば、平成28年の家電大型専門店販売額は4兆1,830億円でした。「生活家電」が増加したものの、パソコン・パソコン周辺機器等を含む「情報家電」等が減少したため、全体で前年比マイ…

百貨店の店舗(事業所)数と1事業所当たり販売額は減少。一方、スーパーやコンビニエンスストアは・・・ ;平成28年小売業販売を振り返る(その2)

百貨店は事業所数と1事業所当たり販売額がともに減少 経済産業省の商業動態統計によれば、平成28年の百貨店販売額は、化粧品や貴金属、時計等を含む「その他の商品」が増加したものの、「婦人・子供服・洋品」等が減少したため、6兆5,976億円と前年比マイナ…

価格の変動によって、飲食料品・燃料小売業の販売額が変動 ;平成28年小売業販売を振り返る(その1)

卸売業、小売業ともに販売額は2年連続の減少 経済産業省の商業動態統計によれば、平成28年の商業販売額は、卸売業と小売業がともに減少したため、前年比マイナス3.9%の442兆2,830億円と2年連続の減少となりました。 商業販売額の約7割を占める卸売業は前年…

平成28年小売業販売を振り返る

平成28年の小売業販売額は2年連続の減少となりました。28年は食料品価格の上昇を背景に飲食料品小売業販売額が増加したことや、原油価格の下落を背景に燃料小売業販売額が減少したことが特徴的でした。 今回は、個人消費の動向を供給側から把握することがで…

FBIの2016年第4四半期の動き(その4);2016年の飲食サービス業は前半低下も後半は全系列上昇で回復。

第3次産業活動指数や鉱工業生産指数等のデータから、飲食料品関連のデータを集めて、飲食関連産業の動向を指標化した「フード・ビジネス・インデックス」のうち、飲食サービス業指数の2016年、そして同年第4四半期の結果についてご紹介します。 2016年は前…

FBIの2016年第4四半期の動き(その3);2016年の食料品流通業は前年比マイナス0.1%低下。年初の卸売業の勢い続かず3四半期連続の低下。

第3次産業活動指数や鉱工業生産指数等のデータから、飲食料品関連のデータを集めて、飲食関連産業の動向を指標化した「フード・ビジネス・インデックス」のうち、食料品流通業指数の2016年、そして同年第4四半期の結果についてご紹介します。 食料品流通業…

FBIの2016年第4四半期の動き(その2);2016年の食料品工業は前年比5.2%上昇。立役者は清涼飲料。

第3次産業活動指数や鉱工業生産指数等のデータから、飲食料品関連のデータを集めて、飲食関連産業の動向を指標化した「フード・ビジネス・インデックス」のうち、食料品工業指数の2016年、そして同年第4四半期の結果についてご紹介します。 2016年に大きく…

FBIの2016年第4四半期の動き(その1);2016年におけるフード・ビジネスの名目事業規模は約179兆円。飲食関連産業(フード・ビジネス)の活動指数(実質)は、前年比0.5%上昇と2年連続の上昇。

フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品 流通業」、「飲食サービス業」について、価格変化の影響を除いた実質指数で把握し、同時にそれを加重平均して飲食料品関連産業全体の活況度合いを把握…

FBIの2016年第4四半期の動き;2016年の飲食関連産業(フード・ビジネス)の活動指数(実質)は、前年比0.5%上昇と2年連続の上昇。名目事業規模を試算すると約179兆円。年前半の食料品工業の伸びが目立った年だった。

フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通 業」、「飲食サービス業」について、価格変化の影響を除いた実質指数で把握し、同時にそれを加重平均して飲食料品関連産業全体の活況度合いを把握…

百貨店 衣料品販売の低迷について(その2);購入先割合では百貨店が低下する一方、量販専門店等が上昇

消費者は低価格帯の服を数多く買うようになっている 需要側から、総務省の全国消費実態調査により、1世帯1か月間の「被服及び履物」消費支出額(総世帯ベース)を購入先別で見てみると、「百貨店」は2004年の4,765円から2014年は3,079円と大幅に減少していま…

百貨店 衣料品販売の低迷について(その1);百貨店衣料品販売額はピーク時の半分程度に減少

2016年の百貨店衣料品販売額はピーク時の半分程度に減少 経済産業省の商業動態統計によれば、百貨店販売額のピークは1991年の約12.1兆円でした。バブル崩壊により、衣料品を中心に減少傾向となり、さらにリーマン・ショック発生後に大きく減少しました。 百…

<ミニ経済分析> 百貨店 衣料品販売の低迷について

昨今の個人消費が芳しくないとされることの象徴として、百貨店の低迷があげられることが多く、特に、百貨店の衣料品販売の低迷が喧伝されています。 今回は、百貨店における衣料品販売の低迷がいつ頃から、どの程度のマグニチュードで生じたのか、また、衣料…

ファッションの世界にもシェアリングエコノミー

婦人服が売れない バブル崩壊以降、服が売れないと言われています。特に、高価格帯の婦人服が売れにくくなっているようです。経済産業省の商業動態統計調査で、百貨店の衣料品販売額の動向を見てみると、ボリュームゾーンである婦人服を含む「婦人・子供服・…

お正月、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。;第3次産業活動指数の1月と8月の数値比較から見えてくる正月の過ごし方

新年明けましておめでとうございます。皆様、今年のお正月はどのように過ごされたでしょうか。実家に帰省されてのんびりさ れた方、旅行に出かけた方、初売り巡りで疲れたという方など、それぞれだとは思います。今回のひと言解説は、帰省や旅行するタイミン…

鉱工業出荷指数も10月は、前月比2.2%上昇と比較的大きな伸び。2か月連続で大きめの上昇の結果、指数レベルも1年ぶりの高いレベル。在庫も着実に低下している。

平成28年10月の「出荷」は、季節調整済指数98.5、前月比2.2%上昇と、2か月連続の上昇となりました。今年の出荷指数は、1月に96.8、4月に96.0、9月に96.4があったほかは、指数値は95台以下でした。それらからすると、10月の98.…

平成28年上期のビューティー・ビジネス・インデックス(BBI)と鉱工業生産を動かす化粧品生産の動向

昨年より、美容関連産業の動向を、製造・流通・サービス部門の活動を総合的に捉えたビューティー・ビジネス・インデックス(BBI)を用いて解説しています。 今回は、平成28年上期までの動向を解説するとともに、特に好調な製造業部門、より具体的には化粧品…

財とサービスの個人向けと事業所向けの動向について

今回のひと言解説では、経済産業省の鉱工業総供給表と第3次産業活動指数を用いて、「財」の供給と「サービス」の活動について、「個人向け」と「事業所向け」に分けて、それぞれの動向を確認してみたいと思います。 まず、経済産業省の鉱工業総供給表(20…

ゴルフ界では史上最年少女子プロが誕生。では、ゴルフ場に若者は増えているのでしょうか?

2016年10月、ゴルフの日本女子オープンで、史上初のアマチュア優勝を果たした畑岡奈紗選手がプロ転向を表明し、ツアー史上最年少となる17歳の女子プロが誕生しました。ゴルフ界では若手選手の活躍が目立っていますが、ゴルフ場に若者は増えているの…

「みるスポーツ」の中でも、やはりプロ野球人気は健在;スポーツ関連の第3次産業活動指数の動き

今年のプロ野球シーズンは、北海道日本ハムファイターズの日本シリーズ勝利で幕が下りました。 さて、第3次産業活動指数にはスポーツ関連産業指数、細かい分類ではプロスポーツ(スポーツ系興行団)指数、プロ野球指数といったスポーツに関係する指数があり…

人生の「節目」の費用は一人150万円で、意外と変化なし?;人生の「節目」に関わるサービス業2業種の動き

新たな門出を祝う「結婚」、生涯の終わりを迎える「葬儀」、人生の「節目」に関わる「結婚式場業」と「葬儀業」、今回はこのふたつのサービス業についてみてみましょう。 第3次産業活動指数でこのふたつの業種の動きをみると、葬儀業には大きな変化はみられ…

8月鉱工業指数まとめ-8月の生産能力は前月比横ばい。一時的に設備投資関連の財・サービスの提供も一服。他方、個人向けの財、サービスともにやはり8月は前月比低下。

1.生産能力と資本財出荷、投資向けサービス 平成28年8月の生産能力指数は、前月から変化なしとなりました。 電子部品・デバイス工業、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業では生産能力が増加していましたが、繊維工業、窯業・土石製品工業では生産…

秋、そろそろ医療関連の動きが活発になる季節

これまでに誰もが一度は医療機関を受診したことがあるかと思います。 「平成24年経済センサス-活動調査」(総務省・経済産業省)によると、病院は7,797箇所、一般診療所は78,390箇所、歯科診療所は63,692箇所、老人福祉・介護事業の施設…