経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

ひと言解説

レコード国内生産再開とは言うけれど、音楽の一時代を支えたCDやレコードの今;経済指標から見える音楽の楽しみ方の変化

デジタル化、ネット化の恩恵で、今や音楽は、様々な媒体を通じて楽しむことができます。しかし、同時に、衰退するメディア、媒体もあります。その一方で、アナログレコードの人気再燃から、国内生産再開というニュースもあります。そこで今回は、音楽の楽し…

外食の業況の背景には、高価格帯シフトがある。その影響は、内食/外食のスタッフ賃金の差にも見いだせる。

「内食」と「外食」について、価格変動と活動指数の動きを比較すると、「内食」では、価格上昇と活動低下が見られ、「外食」では、価格上昇と活動量上昇の併存が見られるという大きな違いがあることが分かりました。 価格が上がって活動量=需要が減るという…

ちょっと手を出しにくくなったなと思うのは、スーパーの食品ですか?ファミレスのセットメニューですか?;内食と外食、価格の変化と意外な結果

6月に入り、郵便はがきの値段が上がったのはご存知でしょうか。他にもバターやビールなど食に関するものも値上がりしました。家計を預かる身としては、毎日の生活に欠かせない食の値上がりから、やはり支出を手控えたくなるところです。 今回は、私たちに一…

企業属性の違いは、越境調達行動にどのように影響するか?;「フラグメンテーション」のセミマクロでの可視化

フラグメンテーションと企業の越境調達行動 昨今、インターネットの発達と世界的な普及に伴う情報通信費用の低下により、企業の生産工程が空間的に離れた地点に、国境を越えて立地すること(フラグメンテーション)が可能になり、部品、中間財が何度も越境し…

「生活の潤い」だけではなく、実は「町の潤い」も演出する産業である「花き・花木類」産業

最近では、海外からの関心の高まりも含めて、盆栽が一種のブームになっているそうです。そこで、こういった「緑の文化」を、生活に潤いをもたらす産業の一つとしてとらえ、産業統計的にみてみるとどうなるか、いくつかのデータを確認してみました。 やはり、…

薄型テレビの国内生産は、2010年の25分の1に。テレビ放送とテレビ受像器(中見と器)の動きは、対照的。

戦後、一般家庭の三種の神器といわれるほど、テレビは、我が国の家庭における生活必需品として家電の中心に位置づけられてきました。しかし、その国内生産は、近年、激変しています。 2016年の「薄型テレビ」の国内生産は、どれ位だと思いますか? ここ数年…

小売業販売額の2年連続低下に対する原因となった燃料小売業販売額、その背景を「名目」と「実質」にこだわって見てみました。

平成28年の小売業販売額の特徴の一つとして、2年連続で燃料小売業販売額が最も大きな低下寄与を見せたことを挙げることができます(ミニ経済分析「平成28年小売業販売を振り返る」参照)。 ただ、燃料という生活必需品が、大きく変動するのは、不思議とい…

スマホゲーム全盛という印象もあるが、どっこい定番ゲームソフト製作・発売の威力、魅力は侮れない;2016年のゲーム・ビジネス・インデックス(GBI)の動向

ゲーム・ビジネス・インデックスの動向 経済解析室では、ゲーム・ビジネス・インデックス(以下、GBI)という新たな指標を試算しました(詳細は「ゲーム・ビジネス・インデックス(GBI)」をご覧ください)。 ゲームのビジネスは、 専用のゲーム機やゲ…

国内と北米のビジネスが好調だった平成28年Ⅲ期のグローバル出荷指数

平成28年後半の国内向け出荷は好調 平成28年第4四半期の数値でみると、国内向け出荷指数は指数値98.1、前期比2.9%上昇と3四半期連連続の上昇となり、輸出向け出荷指数は指数値102.9、前期比5.5%と2四半期連続の上昇となりました。 …

輸送機械工業のグローバルな物的生産性と経常利益;グローバルな雇用拡大がもたらす意外な結果

昨今、日本企業の生産性に対する関心が高まっていますが、日系製造業のグローバル化が進む現状を踏まえると、国内拠点の生産性だけではなく海外拠点における生産性についてもあわせて評価することが必要です。 そこで今回は、経済解析室で作成しているグロー…

平成27年までの5年間の鉱工業生産指数の変化への寄与は、「西高東低」、三重県の寄与が最も大きかった。

全国の鉱工業指数(生産数量)は、この5年間で100前後を行き来する、一進一退を繰り返しています。しかし、地域に目を転じれば、生産を伸ばしているエリアもあったはずです。 そこで、以前御紹介した全国ウェイトから試算した都道府県ウェイトと各都道府県…

中国の非製造業現地法人数は長期的に拡大していますが、足下では卸売業を中心に解散・撤退が目立つ様になっています。

経済のグローバル化が進んで、日本の各産業でも海外現地法人の活動が注目されます。今回は、製造業に比べると論じられることの少ない、非製造業の現地法人の動向、特に、中国の非製造業現地法人のデータを見てみたいと思います。 具体的には、現時点で最新の…

日系製造業の北米現地法人は、その調達の7割を域内で賄っている;北米現地法人の調達行動の分析

製造業のグローバル化が進み、現在、日本企業の出荷量のうち3割が海外拠点からの出荷、その出荷先も4割が海外市場となっています。 日本からの輸出においても、製造業の原材料や部品である生産財の存在感が高くなっています。この生産財の輸出先には、重要…

連休の多い月、5月と9月の観光関連産業活動指数の動きを確認してみました。すると、意外にも「集中」が見えない結果でした

この2月のカレンダーを見ると、建国記念の日も土曜日で、3日以上の連続したお休みが難しいかも知れません。連続 したお休みと言えば、やはり5月のゴールデンウィーク(GW)でしょう(今年は、週末と併せると5連休)。また、敬老の日と秋分の日が月後半…

日系製造業の海外現地法人でも中間財製造が主要事業;その構成比は、輸送機械ではフルセット型、電気機械では地域分業型

伸びる海外現地法人の事業活動 日系製造業のグローバルな出荷のうち、海外拠点からの出荷される比率(製造業出荷海外比率)は、平成27年度には30%弱となっています。海外拠点からの海外出荷も、国内出荷が前年度比マイナスとなる中、平成27年度の前年…

為替レートの変化は、製造業の生産計画に影響を持つか?

// '); }); } // ]]> 想定外の為替変動と企業マインドの関係は? // '); }); } // ]]> 我が国では、2013年以降急速に円安が進行していましたが、2016年入り後は逆に円高方向に向かい、2016年末以降は再び円安方向に向かっています(下グラフ参照)。 本稿で…

ファッションの世界にもシェアリングエコノミー

婦人服が売れない バブル崩壊以降、服が売れないと言われています。特に、高価格帯の婦人服が売れにくくなっているようです。経済産業省の商業動態統計調査で、百貨店の衣料品販売額の動向を見てみると、ボリュームゾーンである婦人服を含む「婦人・子供服・…

お正月、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。;第3次産業活動指数の1月と8月の数値比較から見えてくる正月の過ごし方

新年明けましておめでとうございます。皆様、今年のお正月はどのように過ごされたでしょうか。実家に帰省されてのんびりさ れた方、旅行に出かけた方、初売り巡りで疲れたという方など、それぞれだとは思います。今回のひと言解説は、帰省や旅行するタイミン…

「温故知新」ということで、約50年前、1970年、昭和45年からの鉱工業指数と第3次産業活動指数を振り返ってみました

平成29年(2017年)、新年明けまして、おめでとうございます。 さて、新年を迎えるにあたって、「温故知新」「故きを温ねて新しきを知る」ということで、経済解析室で作成しています鉱工業指数、第3次産業活動指数の「故き」として、100年前の指数…

日系製造業の海外展開の概観;海外現地法人の数、売上高、調達額の立地地域別構成比の変化

製造業のグローバル化が進み、現在、日本企業の出荷量のうち3割が海外拠点からの出荷、その出荷先も4割が海外市場となっています。 そこで、日系製造業の海外展開の概観として、海外現地法人の数、売上高、調達額の立地地域構成比の変化を、今世紀初め(平…

日常生活の中の身近なレジャーとしての入浴;浴場業活動指数と入浴施設の変化を見てみました

寒くなると暖かいものが恋しくなると思います。恋しくなるものの1つに「お風呂」が思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。 平成20年住宅・土地統計調査時点の浴室保有率(住宅全体に占める浴室のある住宅の割合)は95.5%だったそうですの…

訪日外国人の消費は、日本のサービスビジネスにとって、どれ程重要か?;その伸びと国内の対個人サービスへの影響度合いを確認

今年の10月末日。1月からの累計訪日外国人数が初めて2,000万人を突破!とは言われつつも、訪日外国人による「爆買い」は終息したとも言われるなど、昨今の話題に事欠かないのが、「訪日外国人による日本国内での消費行動の移り変わり」です。 そこで今回…

企業の「アニマルスピリッツ」の見える化に挑戦しました

皆さんは「アニマルスピリッツ」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。ビジネス書などでは企業家精神などとして紹介されているこの言葉は、経済学者ケインズが使用した言葉で、不確実な状況下を切り抜ける企業の経済活動の原動力になるものとして…

公共・建築・土木活動指数の季節変動パターンから、11月が公共建築月間であることが納得できます。

そろそろ11月が終わろうとしていますが、11月11日は公共建築の日、11月は公共建築月間となっているようです。御存じでしたか。これは、縦棒が並ぶ様子が建築の基本的な構造を象徴していることに由来し、さらに国会議事堂の完成が昭和11年11月だ…

日本からの輸出と海外生産のアメリカ向け出荷;日系製造業のアメリカ市場への「総供給」を試算してみました

4年ごとの大きなイベントであるオリンピックとアメリカ大統領選挙が終わりました。アメリカの大統領選挙では、政権が民主党から共和党に移ることになり、今後、どのような経済政策、貿易政策がとられるのか、注目されます。 そういった喧々囂々の政策論議の…

財とサービスの個人向けと事業所向けの動向について

今回のひと言解説では、経済産業省の鉱工業総供給表と第3次産業活動指数を用いて、「財」の供給と「サービス」の活動について、「個人向け」と「事業所向け」に分けて、それぞれの動向を確認してみたいと思います。 まず、経済産業省の鉱工業総供給表(20…

日本産業の「サービス化」の進展で、対事業所サービスにおいても「非製造業依存」(サービス依存)が進展。

サービスの動向を推し量る第3次産業活動指数の一環として、事業所向けに提供されるサービスの系列のうち、主に製造業向けのサービスを集計した「製造業依存型事業所向けサービス」指数と、主に製造業以外向けのサービスを集計した「非製造業依存型事業所向…

ゴルフ界では史上最年少女子プロが誕生。では、ゴルフ場に若者は増えているのでしょうか?

2016年10月、ゴルフの日本女子オープンで、史上初のアマチュア優勝を果たした畑岡奈紗選手がプロ転向を表明し、ツアー史上最年少となる17歳の女子プロが誕生しました。ゴルフ界では若手選手の活躍が目立っていますが、ゴルフ場に若者は増えているの…

「みるスポーツ」の中でも、やはりプロ野球人気は健在;スポーツ関連の第3次産業活動指数の動き

今年のプロ野球シーズンは、北海道日本ハムファイターズの日本シリーズ勝利で幕が下りました。 さて、第3次産業活動指数にはスポーツ関連産業指数、細かい分類ではプロスポーツ(スポーツ系興行団)指数、プロ野球指数といったスポーツに関係する指数があり…

人生の「節目」の費用は一人150万円で、意外と変化なし?;人生の「節目」に関わるサービス業2業種の動き

新たな門出を祝う「結婚」、生涯の終わりを迎える「葬儀」、人生の「節目」に関わる「結婚式場業」と「葬儀業」、今回はこのふたつのサービス業についてみてみましょう。 第3次産業活動指数でこのふたつの業種の動きをみると、葬儀業には大きな変化はみられ…