経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成29年6月分の鉱工業指数参考図表集をインフレームで埋め込むコードです。

このコードをwebページの適当なところにコピーすると、下のようにインフレームで平成29年5月分のサービス産業活動図表集を埋め込むことができます。

是非、ご活用ください。

 

<p><iframe id="slide" style="border: 1px solid #CCC;" src="http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/reference/slide/inner.html?i=tw_zu1706s-20&p=1" width="640" height="480" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" allowfullscreen=""></iframe></p>

 

 

平成29年5月分のサービス産業活動図表集をインフレームで埋め込むコードです。

このコードをwebページの適当なところにコピーすると、下のようにインフレームで平成29年5月分のサービス産業活動図表集を埋め込むことができます。

是非、ご活用ください。

 

<p><iframe id="slide" style="border: 1px solid #CCC;" src="http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sanzi/result/reference/slide/inner.html?i=sz_zu1705-23&p;p=1" width="640" height="480" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" allowfullscreen=""></iframe></p>

 

 

 

5月の輸出向け出荷は、3か月ぶりに前月比上昇だが、基調的には下がり気味。仕向け先地域別にみても、押し並べて前月比上昇だが、中国向け出荷の上昇寄与は小さい。

5月の輸出向け出荷は、3か月ぶりに前月比上昇

 平成29年5月の輸出向け出荷は、前月比1.0%と、小幅な伸びではありますが、3か月ぶりに前月比上昇となりました。国内向け出荷は前月比マイナス3.9%低下となっており、この国内向け出荷の低下寄与により、鉱工業出荷全体もマイナスでした。輸出向け出荷の小幅な伸びでは、国内向け出荷の低下を補えませんでした。

 

 

 5月の輸出向け出荷の指数値は101.9で、昨年11月から今年3月まで(ただし、今年1月は除く)の104~107台の高かったレベルから比べると、低い状態です。

 輸出向け出荷指数の後方3か月移動平均で「均した」推移をみると、昨年10月を転機として、緩やかな上昇から勢いのある上昇となっていましたが、今年の5月には方向感として低下傾向に一旦変わったように見えます。このまま低落傾向に変わっていくのか、再度上昇方向に変わるのか、6月以降の輸出向け出荷の動きが気になるところです。

 

 

部品や原材料は低下したのもの、需要先別輸出向け出荷は満遍なく上昇寄与

 輸出向け出荷の需要先別用途別分類(財別分類)では、生産財の輸出向け出荷は前月比プラスですが、製造業の中間投入となる鉱工業用生産財の輸出向け出荷は前月比マイナス1.4%低下と3か月連続の低下となっています。ガソリン、ジェット燃料、灯油といった石油製品の輸出向け出荷の上昇が、製造業向けの部品類の低下を補っていました。

 

 

 最終需要財の輸出向け出荷は、前月比2.4%上昇でした。ここの所、最終需要財の輸出向け出荷は、前月比低下後、2か月上昇が続いて、再び前月比低下になるという四半期サイクルを繰り返しています。この4月も前月比低下となって、5月はそのサイクル通り前月比上昇となりました。最終需要財の中では、「輸送機械を除く資本財」が前月比4.5%と3か月ぶりの上昇となり、最も大きな上昇寄与となりました。

 

 

 5月の輸出向け出荷は、需要先全体が万遍なく上昇寄与となっていたのではありますが、あえて言えば、最終需要財の出荷の上昇寄与が大きくなっています。企業の中間投入となる生産財については、全体では前月比上昇なのですが、製造業の中間投入となる鉱工業用生産財の輸出向け出荷が低下している点が、グローバルな製造業の生産活動との関係で気になるところです。

 

非耐久消費財の外需が不安定

 輸出向け出荷の財別分類指数の前月比を、4月と5月で比較するために、レーダーチャート化してみると、バランスの良い伸びを見せる中、非耐久消費財の伸びが目立っていました。

 4月の輸出向け出荷では、非耐久消費財の前月比低下幅が特に大きかったのですが、5月は打って変わって、その非耐久消費財だけが大きく上昇し、前月比11.0%上昇となりました。中国向けの化粧品や衣類、そして欧州向けの衣類といったファッション系の輸出が好調でした。

 需要先別の輸出向け出荷は、全体のバランスを維持して変動しているように見えますが、その五角形が非耐久消費財の頂点で大きく歪んでいます。非耐久消費財の各月の輸出向け出荷は変動が大きく、今年に入って2回目の前月比低下が共に1割以上の低下となっており、外需が不安定になっているようです。

 

 

石油製品と上流の化学製品で明暗が分かれる

 5月の輸出向け出荷の業種別の動きをみると、14業種中8業種が前月比上昇、6業種が前月比低下でした。上昇寄与が大きかったのは、はん用・生産用・業務用機械工業と石油・石炭製品工業(下のグラフでは「その他」に含まれます)です。低下方向では、化学工業(除く医薬品)が低下方向に大きく寄与しました。

 はん用・生産用・業務用機械工業の出荷全体は前月比横ばいでしたが、輸出向け出荷は前月比5.1%と3か月ぶりの上昇となりました。半導体・フラットパネル製造装置の輸出増加が大きく寄与しています。

 

 石油・石炭製品工業については、生産財の一部であるガソリン、ジェット燃料、灯油といった石油製品の輸出増加の影響です。

 他方、化学工業(除く医薬品)では上流の化学製品の輸出が低下し、出荷全体も低下となっていました。この化学製品の輸出の低下が、鉱工業用生産財の低下の要因の一つとなっています。

 

 

欧州を除く主要地域向けの出荷が上昇

 5月の主要仕向け先別の輸出向け出荷の動きをみると、欧州向け出荷を除き、押し並べて前月比上昇となっていました。ただ、米国向け、中国向け、ASEAN向け出荷の5月の上昇幅は、4月の落ち込み幅に比べると小さく、3月以前の水準には戻れていません。

 上昇寄与という面では、米国向け出荷の上昇寄与が大きく、それにASEAN向け出荷の寄与が続いていました。

 

 

 主要4業種の輸出向け出荷の米国向け、中国向けの寄与を見ると、米国向け出荷は4業種全てにおいてプラスとなっていました。中国向け出荷では、化学工業(除く医薬品)を除く3業種においてマイナスとなっています。主要業種という観点では、米国向け出荷と中国向け出荷で明暗が出ていたようです。ただ、中国向け出荷自体は前月比上昇でしたので、主要業種以外の部分で、中国向け出荷が上昇していました。

 財別分類でみると、全ての財別輸出向け出荷に対して、米国向け出荷はプラス寄与となっていますが、中国向け出荷では、4月にプラス寄与となっていた鉱工業用生産財、資本財(輸送機械を除く)がマイナス寄与となっており、特に、鉱工業用生産財については、中国向け出荷の低下が輸出向け出荷全体の低下に響いていたようです。

 

 

 

◎結果概要ページ

最新結果の概要|鉱工業出荷内訳表|鉱工業総供給表|国内向け|輸出向け|輸入向け|製造業の輸出、輸入|経済産業省

 

 

 

◎スライドショー

 

 

◎データ掲載PDF

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/utiwake/result/pdf/b2010_blnc_201705j.pdf

 

 

 

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